初期症状と外科療法

どんな症状が出るの

病棟

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれますが、症状がまったく出ないわけではありません。初期に出やすい症状を把握しておけば、自分や家族の異変をいち早く察知することができます。肝臓がんになると、栄養を代謝する能力が弱くなるので乳酸が溜まりやすくなります。そのため、肝臓がんになるとしっかり休んでいるのに強い疲労感を覚えやすくなります。年齢のせい、と見過ごされがちな症状ですが、念のため倦怠感、疲労感が続いている時はがん検診を受けて調べて貰いましょう。幸い、肝臓がんは突然発症することは稀です。最初に肝機能障害が出て、そのまま放置した結果肝臓がんに進行するイメージです。肝臓がんを患う患者さんの9割近くが肝炎などの肝障害に見舞われています。この時点で定期的に病院に通い、検診を受けることで癌化を予防することが可能です。

外科療法が好まれる理由

がんは副作用のきつい化学療法、放射線療法で治す印象があるかも知れませんが、肝臓がんは外科治療が人気です。なぜなら、肝臓は非常にタフな臓器なので外科療法で3分の2切除しても肝機能が損なわれることがないからです。ただし、肝機能が十分に残されている状態ではないと、手術は決行されません。肝臓がんになっても、初期段階で見つかれば肝機能は残っている確率が高く、肝機能を失うことがない外科療法に踏み切ることが可能です。しかも、手術後、切除した部分の肝臓は数ヶ月も経てばもとの大きさまで戻ります。もし手術が難しい状況でも冠動脈塞栓術、エタノール注入法など、良い成績を残している治療法がたくさんあります。幅広い選択肢から治療法を選ぶことができますので、がんを宣告されても必要以上に悲観することはありません。

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